ボクです
え?誰って?
へのみちですよっ!
えっ?知らない?
ああ、そうですか・・。
_(:3」∠)_ _(┐「ε:)_
今日から新連載「関東の城」のコーナーが始まります。
これを見れば、日本史の成績がアップする可能性があるとか無いとか・・。
はい、ソコ!
テストに出ますよ!
という訳で、お付き合いください。
【はじめに】
皆さん、シミュレーションゲームというのをご存じでしょうか?あまり知られていませんが、特に歴史物を扱ったボードゲームが、今から35年前くらいに発売されていました。
その後、ファミコンとかプレステとかが普及するにつれて廃れていきましたが、マニアックなお店では一部が生き残り、「ゲームジャーナル」という雑誌の付録にもミニゲームが付いています。
例えば、この「ゲームジャーナルNo55」では、関東制圧と題して、上杉謙信、武田信玄、北条氏康の3者が関東の覇権をかけて戦う状況をシュミレートできるのです。
これは、実際の地形を6角形のヘクスに区切り、各大名の勢力を駒にして遊ぶというもの。ルールを読み込むのが大変なので、今回は、ゲームの中身については触れません。
付録の地図を広げてみると、関東の要所要所に昔存在していたお城が書かれていて、上杉、武田、北条という強力な3大名の覇権争いの中で必死に生き抜く弱小大名のお城なども細かく書かれています。
そこで、新連載の栄えある第1回は、あの有名な、忍城を取り上げたいと思いますー。
ちなみに忍城は、これです。
さて、忍城はなんと読むでしょうか?
「にんじょう」と読んだ方。ブッブー!!
廊下に立ってなさい!!
正解は「おしじょう」と読みます。
おいらも最初、間違えてました^^
この忍城は、埼玉県行田市にあった城で、今は、お城チックな外観の博物館になっています。
そして、このお城を有名たらしめたのが、和田竜氏の小説「のぼうの城」。
おいらも2回くらい読みました。
そして、この本は、映画化され、野村萬斎氏が主役を務めたことでも有名です(2012年公開)。
さて、この「のぼうの城」。
どのようなお話でしょうか?
ざっと、あらすじを説明しますと、
当時は、「豊臣秀吉」が関東の北条氏を攻めるため、北条方の小田原城へ向けて進軍。北条側は各地に支城を持っていて、豊臣側の武将である「石田三成」がこの忍城攻略にあたります。
忍城では、当主の「成田氏長」が小田原城に向けて出発。
その留守を任されたのが、「成田氏長」の従兄弟であり、主人公でもある「成田長親(なりたながちか)」なのです
「成田長親」は、領民から「のぼう」と呼ばれ、その由来は「でくのぼう」から来ているらしく、武芸に秀でている訳でもなく、不器用な人だったようです。
ただ、領民から慕われていて、人気はありました。
部下には、「正木丹波守」(まさきたんばのかみ)という、
朱槍の使い手や、「酒巻靱負」(さかまきゆきえ)という、
若い軍略家もいました。
そして、「石田三成」の軍勢、総勢2万に対し、「成田長親」の兵力は500人しかいないというのです!!
小説では、「石田三成」側から、戦うか降伏か、の2択をかなり傲慢な態度で迫られ、圧倒的に不利な状況の中、戦うことを選択。
最初は周囲の地形を利用したりして、なんとか攻城側を撃退したりする。
一方、「石田三成」の方は、豊臣秀吉の備中高松城攻めの真似をして、水攻めを選択。
城の周囲に約28kmにも及ぶ堤を築き、川の水を引き込んで、城を水攻めにします。
このため、城は洪水にあったかのように水浸しになりますが、誰かがこの堤に穴を開け、水攻めは失敗。
結局、圧倒的に不利な中、他の八王子城のような支城が悲惨
な末路を辿る中、この城は、本城である小田原が落城するまで持ちこたえたのでした。
という、胸アツになること間違い無し!のお話。
このあたりの地図をグーグルマップで見て見ましょう。
下の行田市郷土博物館のあたりが、忍城のあったところ。
地図で見ると、結構、離れてますね。
丸墓山古墳には登ることができて、眺望も良く、ここから忍城を眺めることも可能です。
また、「石田三成」が作った「石田堤」の一部が周囲に少しだけ残っています。
さて、ゲームに戻ってみると、この忍城の城主が「駒」になってました。
「成田長泰」という人です。
ゲームの時代設定は、上杉謙信や北条氏康の頃ですから、
「のぼうの城」よりも少し昔。
「成田長泰」は、「成田氏長」の父親で、「成田氏長」の前の当主でした。
「成田長泰」は、上杉謙信が鶴岡八幡宮で関東管領の就任式をやった時、下馬しなかったため、謙信に扇で烏帽子を叩き落とされた、というエピソードを持っています。
こうやって、ゲームとか小説とかが繋がっていくと、歴史って興味深くて、面白いですね^^
皆さんも「のぼうの城」を読んで、丸墓山に登ってみませんか?
でわでわ~^^
_(:3」∠)_ _(┐「ε:)_
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