へのみちです。
死別編は、これで終了です。
お付き合いいただいて、ありがとうございました。
ここからは、話を変えていきましょう。
さて、「MTG」というものをご存じでしょうか?
正式には、「マジック・ザ・ギャザリング」と言い、トレーディングカードゲーム(TCG)の1つです。
MTGは、世界初のトレーディングカードゲームと呼ばれ、1993年に発売が開始されました。
今から、約25年前ですね。
トレーディングカードゲームとは何ぞや?という方もおられるかもしれません。
トレーディングカードゲームとは、ゲームが出来るカードでありながら、カード自体に入手度のランクがあり、希少性のあるカードは、コレクションの対象にもなるもの。
おいらの子供の頃で言うと、野球カードで確か、そんなのがあったと思います。表面に選手の顔写真、裏面にサイコロの出目に応じて、ホームランやヒットなどが書かれたカードが確かあったはず。
MTGは、そんなコレクター心を揺さぶるシステムを備えたゲームであり、今から21年位前、1997年頃に、おいらは思いっきりハマっておりました。
もう、中毒患者と言っても良いほど、ドツボにハマっておりました。
MTGとは、どのようなゲームなのか?
簡単に言いますと、土地、呪文、クリーチャー(モンスター)などのイラストが描かれたカードを集め、これらを組み合わせたデッキ(カードの束)を作ります。
デッキは、60枚ほどで作り、同じ名前のカードは、デッキに4枚までしか入れることは出来ません。
土地を出して、マナと呼ばれる魔力を産み出し、マナを消費して、モンスターを召喚したり、呪文を唱えたりして、相手プレーヤーと1対1で戦います。
ライフポイントがお互い20あり、相手のライフを0にするか、デッキのカードが先に無くなると負けになるというルール。
カード切れで負けになるのが嫌で、デッキの枚数を増やせばいいかというと、そうでもない。
同じ名前のカードが4枚しか入れられないので、強いカードやデッキコンセプトに合うカードを早く引いた方が勝率が高く、デッキの枚数は最低限な方が良い。
また、マナが無いと何も出来ないので、最初の手札(7枚)に土地が入っていないと、序盤に何も出来ずに負けてしまう。
これを「事故る」などと呼び、事故を防ぐために、土地カードはデッキの1/3程度は入れておく必要があります。
そんなこんなで、色々とテクニックを要求されるゲームですが、強くなろうと思ったら、対戦相手を見つけて、腕を磨くしかありません。
東京では、渋谷にDCIセンターという、MTGの総本山があり、定期的にトーナメントも開催されています。
おいらは、かつて、一度だけ、DCIで小さなトーナメントで優勝したこともあります。
MTGは、ゲームでの勝ち負けだけでなく、コレクターとしての楽しみ方もあります。
カードは、レア、アンコモン、コモンと入手難易度が設定され(今は神レアというのもあるそうです)、レアカードは手に入りずらく、市場でも高値で取引されます。
トレーディングカードというだけあって、個人では入手困難なカードでも、友達と協力して、トレードすれば、手に入りやすくなりますね。
MTGをやってる友達が1人もいない、という方でも、ショップで余ったカードを売ったり、持っていないカードを買ったりすれば、集めることは可能でしょう。
おいらは、基本セットの第4版~第6版の他、ミラージュブロック、テンペストブロック、ウルザブロックと買い続け、当時は必死にレギュレーションに付いていきましたが、ある時を境に、熱病から覚めるように、止めました。
理由は、スタンダードな大会で使用できるカードには、期限があり、次々と発売されるカードを買い続けなくてはならず、カードを覚える、ルール変更を覚える、購入に金を使う、これまで買ったカードの山を保管する、というのが、結構大変だったからでした。
ただ、MTGの魅力は、かなりのもので、伝説的なデッキが生み出されたり(例えば、「プロスブルーム」や「メグリムジャー」など)、それらの考え抜かれたデッキを、どのように打ち砕くかを考えたりするのが非常に楽しかったと記憶しています。
お金をかけずに遊ぼうと思ったら、スタンダードな試合でトップを狙うのではなく、あくまで楽しむためだけに、コモンカードのみのデッキを作って楽しむ、という方法もあります。
単色デッキなら、マナの色(赤、青、緑、白、黒)の5色のデッキを作ってみても良いでしょう。
当時、カードを購入するのに費やしたお金は、恐らく100万円は超えていたと思います。
なぜならば、日本にMTGが入ってくるよりも前の、アメリカでMTGが始まった初期の伝説のカードセットである「ベータ」のブースターパックなどに手を出し、15枚位のカードが入ったブースターパック1つが3万円位したと思いますが、これをいくつかまとめ買いしたりしていたからです。
今、考えると、「あほらかしい」としか言いようがないけれども、当時はMTGの最強カードである「ブラックロータス」がどうしても欲しくて、そんなチャレンジをしていたのでした。
結局、「ブラックロータス」などは手に入らず、「ベータ」のカードが280枚程度あるということは、これだけで56万位使ったということ。
さらに、スタンダードのカードも合わせると、200万くらい使ったんじゃないだろうか??
なんてこったい!!
今は、当時のカードを殆ど売りさばいてしまった。
懐かしい思い出の1ページ。
若かったなあ~。
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